またまたとんでもなく間が空いてしまいました(苦笑)。
体力以上に精神的に弱ってまして完全にひきこもり状態。平日のわずかな晴れ間をついての撮影など思いもよらない感じの日々でした。

最近少しは回復してきて、三連休なら一日ぐらい動けるかなあ、と思っていたところにsloさんより出撃のお誘いが。
「月が大きいけどテストしたい」だそうで。こちらも同じ状況なので、「晴れたら行きたい!晴れたらだけど」とか言ってたら、予報は土曜夜が一番マシそう。

どうせ月が大きいので頑張ってお山に向かっても仕方ありませんし、白山麓はいかにも天気がわるくなりそう。そこで、ギコに向かう途中で横にそれ、家から5分ぐらいのところのちょっとした窪地の農道に陣取りました。
窪地とは言いつつも、絶妙に街明かりが遮られる程度で、視界はなかなか良好です。

しかしお空にはいつまでも入道雲が。セットアップを進めるうちにどんどん雲が攻めてきます。
GPVを信じて雲が切れるのを待っていると、ついに雨がパラパラと(おい!)。
あわててレインコートや傘をさしかけてシステムを守ります。幸い10分かそこらで止んでくれましたが、いかにも幸先が悪い(苦笑)。

でも退散しなくて正解。ちゃあんと晴れてきました。途中からASさんも合流して、満天というにはまばらすぎる星とまぶしいばかりの月空のもと、朝まで撮影を続けることが出来ました。
(遠くで雷が光ってるのと走り屋さんの爆音は気になりましたが……)
ここのところ午後から曇って夕方から夜には雨降って、朝起きると青空って日が何度かありましたが、こんな具合に推移してたんですね。



さて。
今回は春に入手したナローバンドフィルターのテストです。一番明るい光学系を重量級赤道儀に載せ、高感度カメラのビニングで撮るというヘタレ構成ですが、それでも何枚か没をくらいました。

原因の一つは、Hαだけ明らかにピントが違うこと。LRGBとHαがずれることは気づいていましたが、SⅡやOⅢともずれるとは思いませんでした。天丼のナローフィルターは製造会社が変わったそうで、あるいはその影響もあるのかもしれません。フォーカスモーターがスリップ気味だったこともあり(ねじ締め直さないと)正確なピント差の確認もできず、Hαはどれもちょっとボケ気味です。ことによるとHαフィルターは買い直した方がいいのかも。

もうひとつ。AXDに短焦点でビニングだから、と甘く見ていたら何枚か流れました。ノータッチの方がマシです。ためしに使ったPHD2はちゃんと仕事してたのに……流星ブログは伊達じゃない!
sloさんいわく、ガイドカメラにケーブルのテンションかかってるのでは?
そう、オフアキでも剛性問題は起こります。USB・ガイドケーブルを面倒がってただぶら下げていたせいで、Lodestarが引っ張られては角度が変化していたようです。ケーブルの取り回しを変えたら、ガイドエラーは嘘のようにおさまりました。

あと、スケアリングがダメですね。ビニングで見てもわかるぐらい。
原因は明白。QSI純正のEOSマウントがゆるゆるで、OAG9との組み合わせではもろにガタが出ています。次に使うときは何か挟むものを準備しよう……

イメージ 1

ロ級後期型flagship(笑)
笠井トレーディング GINJI-150FN + ASA 2KORRR(合成焦点距離457mm相当)
Vixen AXD赤道儀
TS OAG9 + SX Lodestar + PHD2によるオフアキシスガイド
QSI 690ws + Astrodon ナローバンドフィルタ(5nm) SⅡ 900s 7コマ/ Hα 600s 3コマ / OⅢ 900s 5コマ コンポジット 2x2ビニング CCD温度-20℃
PixInsightにて画像処理 ダークライブラリがないのでバイアス処理のみ。

とりあえず明るいやつ。あこがれのハッブルパレット、自分でも撮れることはわかった(笑)
さすがに細かいところがもう少し出るとうれしい。このぐらいのターゲットならビニングなし一晩で行けるかも。


イメージ 2

炎色反応の木
SⅡ 600s / Hα 300s 3コマ / OⅢ 450s 各3コマ コンポジット

激突寸前で切り上げると薄明まで1時間余ったので、ためしに撮ってみた。雰囲気だけはわかる。
変な色の星雲なのでカラフルになるかと思ったら、逆サイドのモクモクのほうが楽しい。
いくらなんでもガサガサすぎるので、これはちゃんと時間かけて撮ってみたいなあ。